足利市 歯科 歯医者 2丁目石井歯科 インプラント 衛生士 求人 保育士のいる歯科医院

虫歯予防から子育てまで歯科医の視点から情報発信│2丁目石井歯科医院子育て支援サイト│
TOPへ戻る
2丁目石井歯科医院インプラントセンター
足利市、太田市、桐生市から近い
2丁目石井歯科へ電話0284620881
駐車場完備2丁目石井歯科へのアクセスマップ
TOP子育て支援>ははは(歯&母)心理学
はははの心理学-発達心理

はははの窓トップ子育てコーティングしつけ発達心理

1. 発達とは

 子育てをしていると、先ず最初に気になるのが身体的な発達(発育)です。
 おっぱいやミルクを何cc飲んだ!
 何グラム体重が増えた。何cm身長が伸びた!
 うちの子は他の赤ちゃんより小さいとか大きいとか、母親は結構気になるものです。

 自分の子どもが小さめだと、大きい赤ちゃんがうらやましーと思ったり
 自分の子どもが大きいと、太り過ぎでは?と気になり・・・
 平均値そのままに成長する赤ちゃんはそうそういませんから、多くのお母さんは自分の子どもが大きい!小さい!と内心どきどきするのです。

 でも発達とは本来、身体だけが大きくなることではありません。
 身体の発達に伴って、運動能力も発達しますし、知的能力、感情、パーソナリティ(性格)社会性、言語、自己意識などなど、様々な変化が交錯しながら発達していくのです。

そして、それぞれが特有のパターンを持ち、それぞれの時期に複雑に関係し合って発達は進みます。

だから、1つの側面だけを見て、一喜一憂するよりもっと大きな視点で、長い目でお子さんの発達を捉えていくと気持も楽になるでしょう。

そしてもう1つ、発達とは子どもが大人になるまでの過程ではありません。
人は生涯を通して、変化、成長を続けていくのです。
お母さん自身も、変化、成長して発達し続けているのです。
がんばれお母さん!子育てを通してあなた自身も大きく成長しましょう。


2. 愛着とは

 心理学的に愛着とは、単にかわいいと思う気持ちとは少し意味合いが違います。
 愛着(アタッチメント)の理論は、Bowlby(ボウルビィ)というイギリス人のお医者さんによって確立されました。

 1950年代、第二次世界大戦後のイタリアで孤児院、乳児院などに収容された戦災孤児たちは、身の回りのお世話やミルクなどの栄養を与えるというお世話はされていました。にもかかわらず、身長、体重など身体の発達が家で育てられている子どもより悪く、しかも病気に罹りやすかったり、死んでしまったりする率も高かったのです。このような問題をホスピタリズム(施設病)と呼びました。ボウルビィはWHOからの依頼を受けその調査に携わり、1951年、母親による世話と幼児の心的な健康の関連性についての論文を発表した。それが愛着(アタッチメント)理論の発端です。
 
 愛着(アタッチメント)とは人が特定の個人に対して持つ情緒的な絆のことです。愛着の対象となる人と一緒にいることで安心の基盤が与えらます。子どもにとって最初の愛着関係は主な養育者(多くの場合、お母さんもしくはお父さん)との間に築かれます。
そうです。あなたです。

 子どもは身の回りの世話と栄養が与えられれば育つか、というとそうではないのです。誰か特定の人との間に築かれる情緒的な絆が、子どもの発達において大切な役割を果たすのです。

だから、お母さんという存在は母乳やミルクを与え、離乳食を作り、おむつのお世話をしたり、お風呂に入れて身体を清潔にしてあげたりしながら、赤ちゃんの成長にとても大切な「愛着」という絆をプレゼントしている素敵な存在なのです。

 だからと言って、3歳までは母の手で!!などというのは根拠のないことです。赤ちゃんのときからいろいろな人の手を借りて、社会の中で育てればいいのです。

保育園に通っていても、誰かに預かってもらっても、お母さんはお母さんです。赤ちゃんにとって特別な存在であることに変わりはありません。お父さんという存在も、もちろん特別な存在として赤ちゃんと「愛着」で結ばれているのです。

 誰かにとって特別な存在になることは、お母さん自身の存在価値が上がることにもつながります。育児が大変で、「私はダメな母親だ。」と自信を失ってしまうときもあるでしょう。でも、赤ちゃんにとってダメな母親なんていません。あなたはそこにいてあげるだけでもうすでに赤ちゃんにとって特別な存在なのですから。

 生まれたての赤ちゃんでも、匂いや声によってお母さんを他の人とは違う存在だとわかっていると言われていますね。でも6ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、まだお母さんがいなくなってもすぐに泣きだしたりはしません。さらに大きくなって8ヶ月くらいになると人見知りは始まります。

それはお母さんが特別な存在だから子どもはお母さんのそばにいたいと思うようになるのです。

 お母さんとの間に愛着的な結び付きが出来ると

  1. お母さんを捜してそばにいようと思うようになります。
  2. 危険や不安を感じるようなとき、安心を得るためにお母さんの元へ非難します。
  3. お母さんと離れなければならないようなとき、泣いて嫌がります。
  4. お母さんとの関係で安心感を持つことができるようになると、次にお母さんから離れて興味のあるものを探索出来るようになります。

はははの心理学-しつけ
1. しつけ

しつけとは、して良いこと してはいけないこと を教えることです。

子どもは生まれながらに、して良いこと、してはいけないことを知っているわけではありません。叱ることがしつけではありません
しつけとは子どもがなぜそれをして良いのか、してはいけないのかを納得して初めて成り立つものです。親が根気よく教えることが大切です。

 

2. 力によるしつけ

 怒鳴ったり、叩いたりする力によるしつけは、その場では効果がありますが、それは大人が怖いからという理由で、子どもは納得しているわけではありません
 怖い人がいなくなれば悪いことをしたりします。

 

3. 愛情によるしつけ

 良いことをしたときは「お母さんはあなたが大好きよ」と喜ぶのに、悪いことをすると「そんな子は大嫌いよ。」などと言うやり方です。お母さんに好かれたくてその場では言うことを聞きますが、親の顔色を見て行動しているので、何が良くて何が悪いのかという意味が心に深く刻まれません

 

4. 説明的しつけ

 即効性はありませんが、して良いこととしてはいけないことを繰り返し理由を説明して教えることで子どもはやがて、行動の意味を理解し納得するようになります。
 子どもは自分の意思で、して良いこととしてはいけないことを判断し行動するようになります。

 
しつけとは、親自身がモデルになることです。
しつけには根気が必要です。叩いたり怒鳴ったり、条件つきの愛情を与えたりするのは、即効性はありますが、そもそもインスタントな方法で、しつけの根本から離れた行為です。
しつけに大切なことは、親自身が根気強い人間になることです。

 

はははの心理学-子育てコーチング

 しつけをしていくのに、効果的な関わり方を知っていることもとても大切です。
一方的に親の考えや思いを子どもに押し付けるのではなく、子どもが自分で考え、納得できるようにコーチングの考え方を取り入れてみましょう。

子どもが自分で考え、納得していくにはまずお母さんとの関係性がしっかりと築かれていることが基本となります。
しつけ(生活習慣)について教えるためには子どもとお母さんとの間が愛着関係で結ばれており、子どもが「自分は大切な存在だ」と感じ、安心感を持っていることが必要です。
子どもが「自分は愛されている」「自分は大切な存在だ」という自己肯定感を持った上に初めて「しつけ」は意味をなします。
 
子ども自身に解決策を考えさせる。
自分で考え、自分で答えを出す、そんな子どもに育てましょう。

 

1. コーチング

(1)子どもの話を聴く。(今の気持ちを把握してあげる。)
 話を聴くとは、話の内容に隠された子どもの感情に耳をすませることです。
 自分の気持ちをわかってもらえたと感じると、子どもは安心感を持って自分の気持ちを話せるようになります。話の内容にすぐに反応して、怒ったり、いきなりアドバイスをしたり小言を言ったり、話をさえぎったりせずに、まずは黙って子どもの話に耳を傾けましょう。黙って聴いていると、子どもの心の声が聞こえてくるはずです。

  幼稚園や学校で歯の治療をして下さいという用紙をもらって、歯医者さんへ行こうと言ったら、子どもがいやだと泣きだしたら・・・。

   子ども「歯の治療はいや!やらない。」
   親  「歯の治療はしたくない、と思っているのね。」
   子ども「うん、怖いんだもん。」
   親  「そうか、怖いと思うんだね。」
   子ども「痛いのはいや!!やだ怖い、わーん(泣く)」
   親  「痛いのが怖いんだね。」
   子ども「うん」(お母さんは怖い気持ちをわかってくれた。よかった。)


 
 ※4〜5歳になるとそれまでの経験からいろいろなことがわかってくるので、お医者さんで注射したら痛かった、歯医者さんもきっと痛い、などと考えることができるようになります。だから初めての歯医者さんは痛そうで怖いと思っても当然です。
 「未知のことが怖い、痛いかもしれないと想像している。」そんな子どもの気持ちを聴いてあげましょう。

(2)子どもの気持ちを聴けたら、子どもが本当はどうしたいのかを聞く。
 今、子どもがどんな気持ちでいるのか、どんな状況にいるのかがわかったら、次に子どもが本当はどうなりたいのか、どうしたいのかを聞いてあげましょう。

 
  親  「そうか、もし痛くなかったら虫歯をどうしたい?」
  子ども「痛くなれば治したいよ。」
  親  「本当は歯を治したいのね。」
  子ども「うん・・。」
  親  「歯を治したほうがいいってわかっているのね。えらいね。」
     子ども 「うん。」(虫歯は治しなさいって学校の先生も言ってから、
              治した方がいいのは私にもわかっている。)

  

※ 自分の気持ちをわかってもらえた、と思うと子どもは安心します。安心感を持つと本当はどうすればいいのか、自分はどうしたいのかに向き合うことが出来るようになります。
子どもが歯を治す必要性を理解していないときには、子どもの気持ちを聴いて安心させた上で、虫歯は治さなくてはいけないことを説明してあげるといいでしょう。

(3)目指す結果がわかったら、具体的にどのようにするか子どもと一緒に考えて行きます。

  親  「歯医者さんへ行って、お母さんが先生に聞いてあげようか?」
   子ども 「うん、どんなことをするのか聞いてね。痛くないかも聞いてね。
       それでもし、痛くないって言ったらやってみる。」

※ コーチングとは、現在の感情や気持ちを把握し、次に目指す結果を知り、結果に向けて具体的な行動を考えることです。子どもはまだ自分の気持ちを上手に言えないこともあるので、親が言葉にしてあげることも大切です。

 
ご予約・お問い合せは
2丁目石井歯科・子育て支援センターへ電話0284620881

午前  9:30〜13:00
午後 14:30〜18:00
※木曜午前・土曜午後は休診
※保育士がいますので小さなお子様連れ
 でも安心です。
2丁目石井歯科診療時間
足利市、太田市、桐生市から近い。
2丁目石井歯科・案内マップ
お車でのご来院が便利です
<駐車場完備>
 copyright(c) 2002 2-isii.com all rights reserved.
2丁目石井歯科医院 〒326-0143 栃木県足利市葉鹿町2-23-3 phone 0284-62-0881